サイズ: 直径 約32mm 重量 約16.85gm
Strike 5/5 surface 2/5 Fine Style
NGC鑑定ページ
トラキア王国のリュシマコス治世時に発行された、4ドラクマ銀貨です。
オモテ面は、古代エジプトの太陽神アモンの息子を象徴する羊の角があるアレクサンドロス3世、ウラ面には、アテナと勝利の女神ニケが描かれており、銘文には”リュシマコス王”と書かれています。
Strike 5/5の通り、非常に美しい打ちで造形が素晴らしいです。恐らく腕のある技師によって製作されたものであることがうかがえます。
また、両面ともに真ん中に収まっており、Fine Styleの評価を得ています。
surfaceは2/5となっていますが、経年による劣化でルーペでみると全体的な肌荒れがあります。ただ、肉眼でみる分には目立つものではなく、全体として素晴らしい1枚だと言えます。
【リュシマコス】

リュシマコス(ギリシア語:Λυσίμαχος、ラテン文字表記:Lysimachos、紀元前360年 - 紀元前281年、在位:紀元前306年 - 紀元前281年)はアレクサンドロス3世に仕えたマケドニア王国の将軍であり、彼の死後のトラキア、小アジア、マケドニアの王である。リュシマコスはディアドコイの一人としてトラキアに拠ってディアドコイ戦争を戦った。
(テキスト・画像 出典:Wikipedia)