サイズ: 直径 約38mm 重量 36.74gm
品位: ゴールド
発行枚数: -枚
カタログNo: FM13B
NGC鑑定ページ
後年に打たれたファンタジー貨。
滅多に市場に出てくることの無い、エドワード8世の金打ちクラウン貨(ファンタジー)です。
エドワード8世が亡くなった1972年に製造されていることから、エドワード8世(1894年6月23日 - 1972年5月28日)の追悼も意味もあるのかもしれません。
ブリティッシュ・ポブジョイ・ミント(British Pobjoy Mint)。
ポブジョイ・ミントは民間の企業部門の造幣局であり、記念硬貨、メダル、トークン、地金を製造していました。また、一部のイギリス海外領土やシエラレオネ、バヌアツなどの主権国家の流通通貨も製造しており、高い技術を有した造幣所でした。
エドワード8世はジョージ5世の長男であり、ジョージ6世の兄。
離婚歴のある平民のアメリカ人女性ウォリス・シンプソンと結婚するためにグレートブリテン王国成立以降のイギリス国王としては歴代最短の在任期間わずか325日で退位した「王冠を賭けた恋」で知られています。
その在位の短さもあり、エドワード8世が描かれたコイン自体極めて少なく、こういった後年打たれたファンタジー貨でもエドワード8世肖像のコインは英国貨コレクターに人気があります。
※2025年5月にスイスで行われたオークションにタイプが若干異なりますが、エドワード8世のファンタジー金打ちクラウン貨が出品され、16,000スイスフラン(手数料込み約340万円)で落札されています。日本国内に輸入すると380万円弱といったところです。
NGC鑑定において、唯一の登録でTOP POP(2025年6月現在)。
エドワード8世
エドワード8世(1894年6月23日-1972年5月28日)は、グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国(イギリス)ならびに海外自治領の国王、インド皇帝(在位:1936年1月20日-1936年12月11日)。ウィンザー朝の第2代国王。退位後の称号でウィンザー公爵(The Prince Edward, Duke of Windsor)としても知られる。
(テキスト・画像 出典:Wikipedia)